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第6回(2020年度)

受賞作品一覧

大賞

大賞

佐野由美子さん (50歳/三重県)

今、ぷいと居間を飛び出して二階の空き部屋で膝を抱えています。
原因なんて些細な事です。
パートを終え帰宅し、急いで作った夕飯を夫が食べ「量が多いな」と呟いた……それだけです。
私だって働いてるのに!
頑張ってるのに!
喜ぶかと思ったのに!
「のに」ばっかりの50歳です。
「更年期」って言葉では片付けられないくらい、心の中がぐちゃぐちゃです。
神様、早く私を大人にしてください。
あっ、ついでに夫も大人にしてください!

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佳作

佳作 【五木寛之賞】

【五木寛之賞】 山下翔平さん (5歳/東京都)

ぼくのおねがい
「パパがくさくなりませんように」
ぼくは、パパにつかまってあそぶのがだいすきです。
でもこまるのがパパがくさいことです。
コロナのえいきょうでパパはまいにちおうちで、おしごとしていてぼくのはなしごえやおとうとのなきごえがきこえてしまうので、ドアがしっかりしまるせんめんじょでおしごとしています。
せんめんじょはとてもあつくていつもあせだくでくさくなってしまうみたいです。
はやくコロナがなくなるといいな。

ぼくのおねがい 「パパがくさくなりませんように」 ぼくはパパにつかまってあそぶのがだいすきです。 でもこまるのがパパがくさいことです。 コロナのえいきょうでパパはまいにちおうちで、おしごとしていて ぼくのはなしごえや おとうとのなきごえがきこえてしまうので、 ドアがしっかりしまるせんめんじょでおしごとしています。 せんめんじょはとてもあつくていつもあせだくで くさくなってしまうみたいです。 はやくコロナがなくなるといいな。

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ぼくのおねがい 「パパがくさくなりませんように」 ぼくはパパにつかまってあそぶのがだいすきです。 でもこまるのがパパがくさいことです。 コロナのえいきょうでパパはまいにちおうちで、おしごとしていて ぼくのはなしごえや おとうとのなきごえがきこえてしまうので、 ドアがしっかりしまるせんめんじょでおしごとしています。 せんめんじょはとてもあつくていつもあせだくで くさくなってしまうみたいです。 はやくコロナがなくなるといいな。
佳作 【村山由佳賞】

【村山由佳賞】 赤間登美さん (69歳/岐阜県)

ジジババが恋をして何が悪いと言うのだろう。
私60代後半、彼70代半ば。
俗に人は「超老いらくの恋」と言う。
お互いに子持ち孫持ち、当然反対もある。
近い将来起こるであろう介護問題、相続問題も前に立ちはだかる。
今、私の望む幸せとは、私の手料理を彼が「美味しい」と言って食べるのを笑顔で眺めていたい。
今まで一人で歩いた道を二人で手をつないで歩きたい。
そして彼よりもほんの少し先に逝きたい。
ただそれだけの事なのである。
叶うだろうか。叶ってほしい。

ジジババが恋をして何が悪いと言うのだろう。 私60代後半、彼70代半ば。 俗に人は「超老いらくの恋」と言う。 お互いに子持ち孫持ち、当然反対もある。 近い将来起こるであろう介護問題、相続問題も前に立ちはだかる。 今、私の望む幸せとは、私の手料理を彼が「美味しい」と言って食べるのを 笑顔で眺めていたい。 今まで一人で歩いた道を二人で手をつないで歩きたい。 そして彼よりもほんの少し先に逝きたい。 ただそれだけの事なのである。 叶うだろうか。叶ってほしい

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ジジババが恋をして何が悪いと言うのだろう。 私60代後半、彼70代半ば。 俗に人は「超老いらくの恋」と言う。 お互いに子持ち孫持ち、当然反対もある。 近い将来起こるであろう介護問題、相続問題も前に立ちはだかる。 今、私の望む幸せとは、私の手料理を彼が「美味しい」と言って食べるのを 笑顔で眺めていたい。 今まで一人で歩いた道を二人で手をつないで歩きたい。 そして彼よりもほんの少し先に逝きたい。 ただそれだけの事なのである。 叶うだろうか。叶ってほしい
佳作 【齋藤 孝賞】

【齋藤 孝賞】 藤井祐聖さん (19歳/東京都)

佐賀を離れて半年。
僕は、大学生なのだろうか。
大学には一度も行ったことがない。
大学への行き方も分からないし、
これからの僕自身の生き方も分からない。
ただ、淡々と過ぎていく日々。
コロナは、僕が夢に見ていた大学生活を奪った。
でも、与えてくれるものもあった。
それは、自分という大切なもの。
コロナ期間は、家庭菜園に取り組み野菜と自分の成長スピードを勝負した。
大敗北である。
自分とは何者なのか。
誰でもいいから教えて。

佐賀を離れて半年。 僕は、大学生なのだろうか。 大学には一度も行ったことがない。 大学への行き方も分からないし、 これからの僕自身の生き方も分からない。 ただ、淡々と過ぎていく日々。 コロナは、僕が夢に見ていた大学生活を奪った。 でも、与えてくれるものもあった。 それは、自分という大切なもの。 コロナ期間は、家庭菜園に取り組み野菜と自分の成長スピードを勝負した。 大敗北である。 自分とは何者なのか。 誰でもいいから教えて。

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佐賀を離れて半年。 僕は、大学生なのだろうか。 大学には一度も行ったことがない。 大学への行き方も分からないし、 これからの僕自身の生き方も分からない。 ただ、淡々と過ぎていく日々。 コロナは、僕が夢に見ていた大学生活を奪った。 でも、与えてくれるものもあった。 それは、自分という大切なもの。 コロナ期間は、家庭菜園に取り組み野菜と自分の成長スピードを勝負した。 大敗北である。 自分とは何者なのか。 誰でもいいから教えて。
佳作

ドァン タィン トゥイさん (27歳/東京都)

私は朝日新聞奨学生として日本に留学している。
今年は三年目だ。
日本では新聞を読む人が多い、新聞を配る人が少ない。
私といっしょに働いているおじいさんはもう八十三歳になった。
雨の時、雪の時、暑い時、寒い時もおじいさんはいつも笑顔で「トゥイちゃん、頑張って」と応援してくれた。
深く感動した。
おじいさんのおかげで、新聞配達は楽しい仕事になっている。
本当にありがとうございます。
おじいさんに健康がすぐれて元気でありますように。

私は朝日新聞奨学生として日本に留学している。 今年は三年目だ。 日本では新聞を読む人が多い、新聞を配る人が少ない。 私といっしょに働いているおじいさんはもう八十三歳になった。 雨の時、雪の時、暑い時、寒い時もおじいさんはいつも笑顔で 「トゥイちゃん、頑張って」と応援してくれた。 深く感動した。 おじいさんのおかげで新聞配達は楽しい仕事になっている。 本当にありがとうございます。 おじいさんに健康がすぐれて元気でありますように。

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私は朝日新聞奨学生として日本に留学している。 今年は三年目だ。 日本では新聞を読む人が多い、新聞を配る人が少ない。 私といっしょに働いているおじいさんはもう八十三歳になった。 雨の時、雪の時、暑い時、寒い時もおじいさんはいつも笑顔で 「トゥイちゃん、頑張って」と応援してくれた。 深く感動した。 おじいさんのおかげで新聞配達は楽しい仕事になっている。 本当にありがとうございます。 おじいさんに健康がすぐれて元気でありますように。
佳作

安田直子さん (49歳/長野県)

今年のお盆は帰れねぇよ
コロナ持って行きたぐねぇもん。
大丈夫だって言ってだけど本当は寂しいべぇ
父ちゃんは半身麻痺の一人暮らしだがら
いっつも心配してんだぁ
「オムツの入ったゴミ箱を
山に引ぎずって持っていがれだぁ」
父ちゃん、それ熊だべ
おっかねぇ
コロナ以外にも命狙われでる
父ちゃん頼む
私が岩手に帰るまで
熊にもコロナにも食われねぇでいでけろ
元気でいでけろ
また会うべぇし
それが一番の願いごどだ

今年のお盆は帰れねぇよ コロナ持って行きたぐねぇもん。 大丈夫だって言ってだけど 本当は寂しいべぇ 父ちゃんは半身麻痺の一人暮らしだがら いっつも心配してんだぁ 「オムツの入ったゴミ箱を山に引ぎずって持っていがれだぁ」 父ちゃん、それ熊だべ おっかねぇ コロナ以外にも命狙われでる 父ちゃん頼む 私が岩手に帰るまで 熊にもコロナにも 食われねぇでいでけろ 元気でいでけろ また会うべぇし それが一番の願いごどだ

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今年のお盆は帰れねぇよ コロナ持って行きたぐねぇもん。 大丈夫だって言ってだけど 本当は寂しいべぇ 父ちゃんは半身麻痺の一人暮らしだがら いっつも心配してんだぁ 「オムツの入ったゴミ箱を山に引ぎずって持っていがれだぁ」 父ちゃん、それ熊だべ おっかねぇ コロナ以外にも命狙われでる 父ちゃん頼む 私が岩手に帰るまで 熊にもコロナにも 食われねぇでいでけろ 元気でいでけろ また会うべぇし それが一番の願いごどだ
佳作

髙橋文利さん (67歳/静岡県)

最近、辞書で「カワセミ」を引いたら「異名ショウビン」とあった。
たちまち私は、六十年前の幼少期に引き戻された。
飛び込みをショウビンといっていたのを思い出したのである。
カワセミが小魚を捕る姿になぞらえたのだろう。
上級生のショウビンをあこがれの目で眺め、やがて自分もできるようになったころから、川は汚れ、水量も減って、ショウビンは消えた。
いま通っているプールにショウビンは似合わない。
ああ、もう一度あの川でショウビンがしてみたい。

最近、辞書で「カワセミ」を引いたら「異名ショウビン」とあった。 たちまち私は、六十年前の幼少期に引き戻された。 飛び込みをショウビンといっていたのを思い出したのである。 カワセミが小魚を捕る姿になぞらえたのだろう。 上級生のショウビンをあこがれの目で眺め、 やがて自分もできるようになったころから、川は汚れ、水量も減って、 ショウビンは消えた。 いま通っているプールにショウビンは似合わない。 ああ、もう一度あの川でショウビンがしてみたい

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最近、辞書で「カワセミ」を引いたら「異名ショウビン」とあった。 たちまち私は、六十年前の幼少期に引き戻された。 飛び込みをショウビンといっていたのを思い出したのである。 カワセミが小魚を捕る姿になぞらえたのだろう。 上級生のショウビンをあこがれの目で眺め、 やがて自分もできるようになったころから、川は汚れ、水量も減って、 ショウビンは消えた。 いま通っているプールにショウビンは似合わない。 ああ、もう一度あの川でショウビンがしてみたい
佳作

首長英子さん (71歳/埼玉県)

老人ホームに住む母は耳が遠く、毎日訪問しても、ほとんど会話を楽しめず、回廊を一緒に散歩するだけでした。
コロナ禍で面会禁止となり、私は前日の新聞に便箋一枚の便りをはさんで事務所へ届けます。
思い出話、時事、見聞きした軽い話など話題に悩むことはありません。
94才の母は週末に七枚の大封筒をまとめて返してきます。
一枚ごとに便箋の返信をいれて。
二人の見つけた小さな楽しみが一日も長く続きますように。

老人ホームに住む母は耳が遠く、毎日訪問しても、 ほとんど会話を楽しめず、回廊を一緒に散歩するだけでした。 コロナ禍で面会禁止となり、 私は前日の新聞に便箋一枚の便りをはさんで 事務所へ届けます。 思い出話、時事、見聞きした軽い話など 話題に悩むことはありません。 94才の母は週末に七枚の大封筒をまとめて返してきます。 一枚ごとに便箋の返信をいれて。 二人の見つけた小さな楽しみが一日も長く 続きますように。

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老人ホームに住む母は耳が遠く、毎日訪問しても、 ほとんど会話を楽しめず、回廊を一緒に散歩するだけでした。 コロナ禍で面会禁止となり、 私は前日の新聞に便箋一枚の便りをはさんで 事務所へ届けます。 思い出話、時事、見聞きした軽い話など 話題に悩むことはありません。 94才の母は週末に七枚の大封筒をまとめて返してきます。 一枚ごとに便箋の返信をいれて。 二人の見つけた小さな楽しみが一日も長く 続きますように。
佳作

森山恵子さん (72歳/新潟県)

爺ちゃん、婆ちゃんは百二歳になりました。
爺ちゃんに会いたいと言うので、亡くなったんだよと遺影を見せたら、
やだ。こんな年寄と一蹴。
私達三姉妹が揃った時、婆ちゃん私達を生んでくれてありがとうって言ったの。
そしたら、こんな年寄生んだ覚えがないと。
でも、たった一個のどら焼きも半分にして、あんたも食べなと。
こんなうんめいもん生まれて初めて食べたと。
一日一日が宝物。
この笑顔を、爺ちゃん、見守っていてください。

爺ちゃん、婆ちゃんは百二歳になりました。 爺ちゃんに会いたいと言うので、亡くなったんだよと遺影を見せたら、 やだ。こんな年寄と一蹴。 私達三姉妹が揃った時、婆ちゃん私達を生んでくれてありがとうって言ったの。 そしたら、こんな年寄生んだ覚えがないと。 でも、たった一個のどら焼きも半分にして、あんたも食べなと。 こんなうんめいもん生まれて初めて食べたと。 一日一日が宝物。 この笑顔を、爺ちゃん、見守っていてください。

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爺ちゃん、婆ちゃんは百二歳になりました。 爺ちゃんに会いたいと言うので、亡くなったんだよと遺影を見せたら、 やだ。こんな年寄と一蹴。 私達三姉妹が揃った時、婆ちゃん私達を生んでくれてありがとうって言ったの。 そしたら、こんな年寄生んだ覚えがないと。 でも、たった一個のどら焼きも半分にして、あんたも食べなと。 こんなうんめいもん生まれて初めて食べたと。 一日一日が宝物。 この笑顔を、爺ちゃん、見守っていてください。
佳作

浜崎嘉己さん (73歳/兵庫県)

母は私が中一の一月一日に死んだ。土葬だった。
兄と、体中の水分が全てぬける程泣いた。
一年後、抵抗したけれど、新母がきた。
やさしい義母ゆえ、思い出は封印。
八方美人で、反抗期もなく成長。
義母とは仲良く暮らし 嫁ぎ、94歳の義母を兄宅で見送った。
感謝かんしゃの日々だったが、やっと母を偲んでもいいのだ…とホッとした。
夢をよくみる。実母の夢。
いつも背中を向けて編み物をしている。
「母さん、こっちを向いて!
いっぱいしゃべりましょう。母さん。」

母は私が中一の一月一日に死んだ。土葬だった。 兄と、体中の水分が全てぬける程泣いた。 一年後、抵抗したけれど、新母がきた。 やさしい義母ゆえ、思い出は封印。 八方美人で、反抗期もなく成長。 義母とは仲良く暮らし 嫁ぎ、94歳の義母を兄宅で見送った。 感謝かんしゃの日々だったが、 やっと母を偲んでもいいのだ……とホッとした。 夢をよくみる。実母の夢。 いつも背中を向けて編み物をしている。 「母さん、こっちを向いて! いっぱいしゃべりましょう。母さん。」

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母は私が中一の一月一日に死んだ。土葬だった。 兄と、体中の水分が全てぬける程泣いた。 一年後、抵抗したけれど、新母がきた。 やさしい義母ゆえ、思い出は封印。 八方美人で、反抗期もなく成長。 義母とは仲良く暮らし 嫁ぎ、94歳の義母を兄宅で見送った。 感謝かんしゃの日々だったが、 やっと母を偲んでもいいのだ……とホッとした。 夢をよくみる。実母の夢。 いつも背中を向けて編み物をしている。 「母さん、こっちを向いて! いっぱいしゃべりましょう。母さん。」
佳作

松本陽子さん (80歳/埼玉県)

八十歳になった日 断捨離をしたら新婚時代のラブレターが出て来た
「君は僕の天使です」なんてどんな顔をして書いたのだろう。
でも嬉しい
私の乳癌の手術の時、見舞に来てもすぐ帰るなんて薄情だと思っていたのに小学生だった娘が「パパ毎日泣いているよ」には驚ろいた。
包帯をぐるぐるに巻いた私の姿を見るのが辛かったのだろう。
いつも家族の事を第一に考えてくれた人も、85才。
これからは年老いた天使が貴方を支えます

八十歳になった日、断捨離をしたら新婚時代のラブレターが出て来た 「君は僕の天使です」なんてどんな顔をして書いたのだろう。 でも嬉しい 私の乳癌の手術の時、見舞に来てもすぐ帰る なんて薄情だと思っていたのに小学生だった娘が 「パパ毎日泣いているよ」には驚いた。 包帯をぐるぐるに巻いた私の姿を見るのが辛かったのだろう。 いつも家族の事を第一に考えてくれた人も、85才。 これからは年老いた天使が貴方を支えます

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八十歳になった日、断捨離をしたら新婚時代のラブレターが出て来た 「君は僕の天使です」なんてどんな顔をして書いたのだろう。 でも嬉しい 私の乳癌の手術の時、見舞に来てもすぐ帰る なんて薄情だと思っていたのに小学生だった娘が 「パパ毎日泣いているよ」には驚いた。 包帯をぐるぐるに巻いた私の姿を見るのが辛かったのだろう。 いつも家族の事を第一に考えてくれた人も、85才。 これからは年老いた天使が貴方を支えます

日本郵便大賞

日本郵便大賞

植木舞衣さん (6歳/埼玉県)

わたしは、おてつだいでためたおこづかいからキャベツのたねをかいました。
はたけがだいすきなおじいちゃんにあげました。
キャベツが大きくなったら、たこやきをつくるやくそくでした。
でも、キャベツがぬすまれました。
おじいちゃんは「ごめんなあ」とげんきをなくしてしまいました。
かみさまおねがいです。
おじいちゃんにキャベツをかえしてあげてください。
ぬすんだどろぼうさんに、キャベツにおわれるゆめをみせてください。

わたしは、おてつだいでためたおこづかいから キャベツのたねをかいました。 はたけがだいすきなおじいちゃんにあげました。 キャベツが大きくなったら、たこやきをつくるやくそくでした。 でも、キャベツがぬすまれました。 おじいちゃんは「ごめんなぁ」とげんきをなくしてしまいました。 かみさまおねがいです。 おじいちゃんにキャベツをかえしてあげてください。 ぬすんだどろぼうさんに、 キャベツにおわれるゆめをみせてください。

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わたしは、おてつだいでためたおこづかいから キャベツのたねをかいました。 はたけがだいすきなおじいちゃんにあげました。 キャベツが大きくなったら、たこやきをつくるやくそくでした。 でも、キャベツがぬすまれました。 おじいちゃんは「ごめんなぁ」とげんきをなくしてしまいました。 かみさまおねがいです。 おじいちゃんにキャベツをかえしてあげてください。 ぬすんだどろぼうさんに、 キャベツにおわれるゆめをみせてください。
日本郵便大賞

原口 環さん (12歳/京都府)

私は、本が大好きです。
あいている時間は、本 
ひまなときは本、を読みます。
ずーと読みたいけど、読みおわったら図書館に行かなければいけません。
めんどうだ。
だから、図書館に住みついて、本を読む。
読んで、ねて、読む!
ぜんぶ読んだら、ほかの図書館へ住みつく
そんな、夢みたいな願いが、かないますように。

私は、本が大好きです。 あいている時間は、本  ひまなときは本を読みます。 ずーと読みたいけど、読みおわったら図書館に行かなければいけません。 めんどうだ。 だから、図書館に住みついて、本を読む。 読んで、ねて、読む! ぜんぶ読んだら、ほかの図書館へ住みつく そんな、夢みたいな願いが、かないますように。

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私は、本が大好きです。 あいている時間は、本  ひまなときは本を読みます。 ずーと読みたいけど、読みおわったら図書館に行かなければいけません。 めんどうだ。 だから、図書館に住みついて、本を読む。 読んで、ねて、読む! ぜんぶ読んだら、ほかの図書館へ住みつく そんな、夢みたいな願いが、かないますように。
日本郵便大賞

髙山大輝さん (21歳/宮城県)

二十歳を超えた僕には未だに吃音がある
「ごーはん」と伸びてしまったり「ごごごはん」と連続してでてきたり そもそも声がでてこなかったりするのだ
ことば ことば ことば もっとことば
心を埋め尽くし涙となる
人前でどもるのは恥ずかしいよな でもね、
ことばにすべきなのだ
話すか話さないかは君次第
だから 僕はどもりながらもことばにできる力がある
こんな僕を好きだといってくれる彼女がいる
ことばにできる力に君も気づけたらいいな

二十歳を超えた僕には未だに吃音がある 「ごーはん」と伸びてしまったり「ごごごはん」と連続してでてきたり そもそも声がでてこなかったりするのだ ことば ことば ことば もっとことば 心を埋め尽くし涙となる 人前でどもるのは恥ずかしいよな でもね、 ことばにすべきなのだ 話すか話さないかは君次第 だから 僕はどもりながらもことばにできる力がある こんな僕を好きだといってくれる彼女がいる ことばにできる力に君も気づけたらいいな

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二十歳を超えた僕には未だに吃音がある 「ごーはん」と伸びてしまったり「ごごごはん」と連続してでてきたり そもそも声がでてこなかったりするのだ ことば ことば ことば もっとことば 心を埋め尽くし涙となる 人前でどもるのは恥ずかしいよな でもね、 ことばにすべきなのだ 話すか話さないかは君次第 だから 僕はどもりながらもことばにできる力がある こんな僕を好きだといってくれる彼女がいる ことばにできる力に君も気づけたらいいな
日本郵便大賞

花摘麻理さん (49歳/神奈川県)

かぼすちゃん
あなたと出会ったのは3年前。
今ではJKの娘が
中学に行きたくないと言い出した頃。
彼女はネットで「死ぬ方法」を検索していました。
どうしたら救えるだろうと悩みました。
守らなければいけない存在がいればきっと死なない。
そう思いつきました。
ペットショップに誘いました。
籠の端でうずくまる姿に自分を重ねたのかな。
娘はあなたを飼いたいと言いました。
あなたは小さなインコだけど、大きな力の持ち主です。
ありがとう。
長生きしてね。
     母

かぼすちゃん あなたと出会ったのは3年前。 今ではJKの娘が 中学に行きたくないと言い出した頃。 彼女はネットで「死ぬ方法」を検索していました。 どうしたら救えるだろうと悩みました。 守らなければいけない存在がいればきっと死なない。 そう思いつきました。 ペットショップに誘いました。 籠の端でうずくまる姿に自分を重ねたのかな。 娘はあなたを飼いたいと言いました。 あなたは小さなインコだけど、大きな力の持ち主です。 ありがとう。長生きしてね。                    母

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かぼすちゃん あなたと出会ったのは3年前。 今ではJKの娘が 中学に行きたくないと言い出した頃。 彼女はネットで「死ぬ方法」を検索していました。 どうしたら救えるだろうと悩みました。 守らなければいけない存在がいればきっと死なない。 そう思いつきました。 ペットショップに誘いました。 籠の端でうずくまる姿に自分を重ねたのかな。 娘はあなたを飼いたいと言いました。 あなたは小さなインコだけど、大きな力の持ち主です。 ありがとう。長生きしてね。                    母
日本郵便大賞

加藤直美さん (50歳/埼玉県)

道でスマホを見ている時は、配達先を探しているはずです。
近所の方は、一言声を掛けてあげてください。
雨の日ははがき一枚も濡らすまいと神経を使っています。
汗臭いというだけで苦情の電話をかけないでください。
真夏日や年末は夫の顔がみるみるやつれていきます。
配達の苦労をほんの少しでいいので解ってくれる人が増えるとうれしい。
ささくれた世の中ではなく あたたかい人が日本にはもっといるはずだから。

道でスマホを見ている時は、配達先を探しているはずです。 近所の方は、一言声を掛けてあげてください。 雨の日ははがき一枚も濡らすまいと神経を使っています。 汗臭いというだけで苦情の電話をかけないでください。 真夏日や年末は夫の顔がみるみるやつれていきます。 配達の苦労をほんの少しでいいので解ってくれる人が増えるとうれしい。 ささくれた世の中ではなく あたたかい人が日本にはもっといるはずだから。

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道でスマホを見ている時は、配達先を探しているはずです。 近所の方は、一言声を掛けてあげてください。 雨の日ははがき一枚も濡らすまいと神経を使っています。 汗臭いというだけで苦情の電話をかけないでください。 真夏日や年末は夫の顔がみるみるやつれていきます。 配達の苦労をほんの少しでいいので解ってくれる人が増えるとうれしい。 ささくれた世の中ではなく あたたかい人が日本にはもっといるはずだから。
日本郵便大賞

藤原昌美さん (56歳/滋賀県)

進駐軍が投げたチョコレートで飢えをしのぐ。
土方で稼いだ金で部品を買いラジオを組んで売る。
やっと電気屋になった父。
「たまには手伝わんか?」
大学の頃、父と二人で小学校の教室の蛍光灯を取り付けた。
バトンのように管球を手渡したね。
教職を目指す私に学校の中を見せてやろうと粋な計らい。
今、私その校舎で教頭や。
あの蛍光灯。お父ちゃんのお弟子さんがLEDにかえたよ。
今に校長になって「学校が楽しい」と子どもが言える学校を作る。
見ててや。

進駐軍が投げたチョコレートで飢えをしのぐ。 土方で稼いだ金で部品を買いラジオを組んで売る。 やっと電気屋になった父。 「たまには手伝わんか?」 大学の頃、父と二人で小学校の教室の蛍光灯を取り付けた。 バトンのように管球を手渡したね。 教職を目指す私に学校の中を見せてやろうと粋な計らい。 今、私その校舎で教頭や。 あの蛍光灯。お父ちゃんのお弟子さんがLEDにかえたよ。 今に校長になって「学校が楽しい」と子どもが言える学校を作る。 見ててや。

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進駐軍が投げたチョコレートで飢えをしのぐ。 土方で稼いだ金で部品を買いラジオを組んで売る。 やっと電気屋になった父。 「たまには手伝わんか?」 大学の頃、父と二人で小学校の教室の蛍光灯を取り付けた。 バトンのように管球を手渡したね。 教職を目指す私に学校の中を見せてやろうと粋な計らい。 今、私その校舎で教頭や。 あの蛍光灯。お父ちゃんのお弟子さんがLEDにかえたよ。 今に校長になって「学校が楽しい」と子どもが言える学校を作る。 見ててや。
日本郵便大賞

感王寺美智子さん (60歳/福岡県)

乳がんになって10年。
あの日、指を折って数えた10年は、短いと思った。
けれど、夫と共に歩んだこの10年は、たっぷりとした人生だった。
東日本大震災をきっかけに、被災地支援に従事することを決めた夫と共に、気仙沼、阿蘇、朝倉と移り住み、出会う人達から、沢山の大切なことを教わった。
私は、こうして死ぬまで、人生を学んで生きていきたい。
その学びを、人から人へ繋いでいきたい。
その為には、何処へだって、ついて行く。

乳がんになって10年。 あの日、指を折って数えた10年は短いと思った。 けれど、夫と共に歩んだこの10年は、たっぷりとした人生だった。 東日本大震災をきっかけに、 被災地支援に従事することを決めた夫と共に、 気仙沼、阿蘇、朝倉と移り住み、出会う人達から、 沢山の大切なことを教わった。 私は、こうして死ぬまで、人生を学んで生きていきたい。 その学びを、人から人へ繋いでいきたい。 その為には、何処へだって、ついて行く。

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乳がんになって10年。 あの日、指を折って数えた10年は短いと思った。 けれど、夫と共に歩んだこの10年は、たっぷりとした人生だった。 東日本大震災をきっかけに、 被災地支援に従事することを決めた夫と共に、 気仙沼、阿蘇、朝倉と移り住み、出会う人達から、 沢山の大切なことを教わった。 私は、こうして死ぬまで、人生を学んで生きていきたい。 その学びを、人から人へ繋いでいきたい。 その為には、何処へだって、ついて行く。
日本郵便大賞

峯田泰彦さん (67歳/東京都)

新婚の初めは一緒の布団。
我、鼾を掻きたれば、
妻、我が鼻を優しく摘まむ。
後に別々の布団に伏し
我、鼾を掻いたとて、
妻、我が肩を叩かむ。
更に別々の寝台に伏し
我、豪快に鼾を掻くや、
妻、激高して寝台蹴りぬ。
今や別々の寝所にて伏せば
我、如何程に鼾掻きても、
妻、我に関心無き故
我の突然死にも気付くまじ。
我死せば最早鼾は掻かぬ故、
せめて墓は一緒と請い願う。

新婚の初めは一緒の布団。 我、鼾を掻きたれば、妻、我が鼻を優しく摘まむ。 後に別々の布団に伏し 我、鼾を掻いたとて、妻、我が肩を叩かむ。 更に別々の寝台に伏し 我、豪快に鼾を掻くや、妻、激高して寝台蹴りぬ。 今や別々の寝所に伏せば 我、如何程に鼾掻きても、妻、我に関心無き故 我の突然死にも気付くまじ。 我死せば最早鼾は掻かぬ故、せめて墓は一緒にと請い願う。

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新婚の初めは一緒の布団。 我、鼾を掻きたれば、妻、我が鼻を優しく摘まむ。 後に別々の布団に伏し 我、鼾を掻いたとて、妻、我が肩を叩かむ。 更に別々の寝台に伏し 我、豪快に鼾を掻くや、妻、激高して寝台蹴りぬ。 今や別々の寝所に伏せば 我、如何程に鼾掻きても、妻、我に関心無き故 我の突然死にも気付くまじ。 我死せば最早鼾は掻かぬ故、せめて墓は一緒にと請い願う。
日本郵便大賞

杉山鋭夫さん (75歳/千葉県)

最近、鏡の中に亡き父の顔を見るようになり、父の気持ちが少し分かったような気がする。
子供達は、妻の記念日は必ず祝ってくれるが、私は大体忘れられる。
孫達も、ばぁばには抱きついて行くが、私の膝は空いたまま。
「爺はこんなものさ」と平静を装ってはいるが、心中穏やかでは無い。
家族を愛する気持は誰にも負けないのに、この差は一体何だ。
でも親父、ゴメン。
この年になっても、やっぱり母ちゃんに会いたい。

最近、鏡の中に亡き父の顔を見るようになり、 父の気持ちが少し分かったような気がする。 子供達は、妻の記念日は必ず祝ってくれるが、私は大体忘れられる。 孫達も、ばぁばには抱きついて行くが、私の膝は空いたまま。 「爺はこんなものさ」と平静を装ってはいるが、心中穏やかでは無い。 家族を愛する気持は誰にも負けないのに、この差は一体何だ。 でも親父、ゴメン。 この年になっても、やっぱり母ちゃんに会いたい。

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最近、鏡の中に亡き父の顔を見るようになり、 父の気持ちが少し分かったような気がする。 子供達は、妻の記念日は必ず祝ってくれるが、私は大体忘れられる。 孫達も、ばぁばには抱きついて行くが、私の膝は空いたまま。 「爺はこんなものさ」と平静を装ってはいるが、心中穏やかでは無い。 家族を愛する気持は誰にも負けないのに、この差は一体何だ。 でも親父、ゴメン。 この年になっても、やっぱり母ちゃんに会いたい。
日本郵便大賞

吉岡昭子さん (93歳/奈良県)

余命一ヶ月を告げられた夫と私は病室の窓から秋の夕焼けを眺めていた。
夫が静かに「永いこと有難う」と言った。
私は笑いながら手を横に振ってその言葉を受け付けなかった。
今度は「いろいろ有難う」と言う。
私は彼の言葉から逃げてはいけないのだ。
思い切って「貴方が死を決めてしまったら厭なので言わなかったけど貴方と結婚したお蔭で私の人生は素晴しかった」とだけ言った。
別れの言葉になりそうな気がして有難うは言えなかった。

余命一ヶ月を告げられた夫と私は病室の窓から秋の夕焼けを眺めていた。 夫が静かに「永いこと有難う」と言った。 私は笑いながら手を横に振ってその言葉を受け付けなかった。 今度は「いろいろ有難う」と言う。 私は彼の言葉から逃げてはいけないのだ。思い切って 「貴方が死を決めてしまったら厭なので言わなかったけど 貴方と結婚したお蔭で私の人生は素晴しかった」とだけ言った。 別れの言葉になりそうな気がして有難うは言えなかった。

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余命一ヶ月を告げられた夫と私は病室の窓から秋の夕焼けを眺めていた。 夫が静かに「永いこと有難う」と言った。 私は笑いながら手を横に振ってその言葉を受け付けなかった。 今度は「いろいろ有難う」と言う。 私は彼の言葉から逃げてはいけないのだ。思い切って 「貴方が死を決めてしまったら厭なので言わなかったけど 貴方と結婚したお蔭で私の人生は素晴しかった」とだけ言った。 別れの言葉になりそうな気がして有難うは言えなかった。

郵便名柄館賞

郵便名柄館賞

湯浅蒼空さん (10歳/長野県)

学校に行けなくなったあの日、辛くて苦しくてどうしようもなかった。
あれから2年。
毎日じいじがついて来てくれるおかげで、少しずつ学校に行けるようになった。
僕がテストをやっていると、こっそり答えを教えてくるじいじ。
僕はそれをはねのける。
「人生要領良くやらないと。」というけれど、ズルはダメだよ、じいじ。
どうかお願い。
すごく家族思いで、そばにいてくれるのは嬉しいけど、あのね、空気のような存在でいるって難しいかな。
そうあってほしいなあ、じいじ。

学校に行けなくなったあの日、辛くて苦しくてどうしようもなかった。 あれから2年。 毎日じいじがついて来てくれるおかげで、 少しずつ学校に行けるようになった。 僕がテストをやっていると、こっそり答えを教えてくるじいじ。 僕はそれをはねのける。 「人生要領良くやらないと。」というけれど、 ズルはダメだよ、じいじ。 どうかお願い。 すごく家族思いで、そばにいてくれるのは嬉しいけど、 あのね、空気のような存在でいるって難しいかな。 そうあってほしいなあ、じいじ。

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学校に行けなくなったあの日、辛くて苦しくてどうしようもなかった。 あれから2年。 毎日じいじがついて来てくれるおかげで、 少しずつ学校に行けるようになった。 僕がテストをやっていると、こっそり答えを教えてくるじいじ。 僕はそれをはねのける。 「人生要領良くやらないと。」というけれど、 ズルはダメだよ、じいじ。 どうかお願い。 すごく家族思いで、そばにいてくれるのは嬉しいけど、 あのね、空気のような存在でいるって難しいかな。 そうあってほしいなあ、じいじ。
郵便名柄館賞

馬場蒼一郎さん (14歳/福岡県)

僕は科学が好きだ。
身近な物の仕組みを考えるだけでワクワクする。
よく物をバラバラにして、お母さんにおこられてしまう。
それでもやっぱりやめられない。
いつかはエジソンのように
自分の名前で賞ができるくらいすごいことを発見したい。
神さま99%の努力はするから1%のひらめきをするチャンスをください。

僕は科学が好きだ。 身近な物の仕組みを考えるだけでワクワクする。 よく物をバラバラにして、お母さんにおこられてしまう。 それでもやめられない。 いつかエジソンのように 自分の名前で賞ができるくらいすごいことを発見したい。 神さま99%の努力はするから1%のひらめきをする チャンスをください。

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僕は科学が好きだ。 身近な物の仕組みを考えるだけでワクワクする。 よく物をバラバラにして、お母さんにおこられてしまう。 それでもやめられない。 いつかエジソンのように 自分の名前で賞ができるくらいすごいことを発見したい。 神さま99%の努力はするから1%のひらめきをする チャンスをください。
郵便名柄館賞

池上大斗さん (15歳/埼玉県)

母はよく僕に『勉強大変でしょ?』と微笑んでくる。
でも僕は知っている。
一番大変なのは母だということを。
汗水たらして働いたお金は僕の教材や学費に飛んでいく。
そして僕は今、反抗期真っ最中だ。
このはがきの内容も見せられたもんじゃない。
ただ一つ言えるのはこの15年間、僕は母を嫌いになったことがないということだ。
だから神様、どうか僕に
『いつもありがとう』
この八文字を言える勇気をください。

母はよく僕に『勉強大変でしょ?』と微笑んでくる。 でも僕は知っている。 一番大変なのは母だということを。 汗水たらして働いたお金は僕の教材や学費に飛んでいく。 そして僕は今、反抗期真っ最中だ。 このはがきの内容も見せられたもんじゃない。 ただ一つ言えるのはこの15年間、 僕は母を嫌いになったことがないということだ。 だから神様、どうか僕に 『いつもありがとう』 この八文字を言える勇気をください。

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母はよく僕に『勉強大変でしょ?』と微笑んでくる。 でも僕は知っている。 一番大変なのは母だということを。 汗水たらして働いたお金は僕の教材や学費に飛んでいく。 そして僕は今、反抗期真っ最中だ。 このはがきの内容も見せられたもんじゃない。 ただ一つ言えるのはこの15年間、 僕は母を嫌いになったことがないということだ。 だから神様、どうか僕に 『いつもありがとう』 この八文字を言える勇気をください。
郵便名柄館賞

川越なぎさん (20歳/神奈川県)

数年前、電車に乗れない病気になった私。
それでも避けられない電車通学。
乗車中、不安で独り固まっていた。
「顔色悪いけど大丈夫?」
50代位の女性だった。
私が降車した後も追いかけて来て、
「このガムあげる。食べるとすっきりするよ。」

私は気づいた。
自分はどこにいても独りではない。
誰かが絶対に助けてくれる。
不安になる必要はない。

病気を克服した今でも、そのガムは私のお守り。
名前も知らない、顔も覚えていない恩人へ
どうにか感謝の想いを届けたい。

数年前、電車に乗れない病気になった私。 それでも避けられない電車通学。 乗車中、不安で独り固まっていた。 「顔色悪いけど大丈夫?」 50代位の女性だった。 私が降車した後も追いかけて来て、 「このガムあげる。食べるとすっきりするよ。」  私は気づいた。 自分はどこにいても独りではない。 誰かが絶対に助けてくれる。 不安になる必要はない。  病気を克服した今でも、そのガムは私のお守り。 名前も知らない、顔も覚えていない恩人へ どうにか感謝の想いを届けたい。

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数年前、電車に乗れない病気になった私。 それでも避けられない電車通学。 乗車中、不安で独り固まっていた。 「顔色悪いけど大丈夫?」 50代位の女性だった。 私が降車した後も追いかけて来て、 「このガムあげる。食べるとすっきりするよ。」  私は気づいた。 自分はどこにいても独りではない。 誰かが絶対に助けてくれる。 不安になる必要はない。  病気を克服した今でも、そのガムは私のお守り。 名前も知らない、顔も覚えていない恩人へ どうにか感謝の想いを届けたい。
郵便名柄館賞

樋口和恵さん (32歳/宮城県)

今年の夏、定年を迎えた父が
突然自分の畑に花を植えた。
トマトやらナスに紛れて、赤、オレンジ
黄色の鮮やかな花が咲いた。
だけどある日その花が切られ 
無造作にキッチンに置いてあった。
その花に気付いた母が「なんで切ったの?勿体ない」とぶつぶつ言いながらリビングに飾ってた。
それは結婚してから花の1つもあげた事がない父が初めて母に送った花だった。
来年もこの花が咲けばいいと願う。

今年の夏、定年を迎えた父が突然自分の畑に花を植えた。 トマトやらナスに紛れて、赤、オレンジ、黄色の鮮やかな花が咲いた。 だけどある日その花が切られ  無造作にキッチンに置いてあった。 その花に気付いた母が 「なんで切ったの? 勿体ない」とぶつぶつ言いながら リビングに飾ってた。 それは結婚してから花の1つもあげた事がない父が 初めて母に贈った花だった。 来年もこの花が咲けばいいと願う

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今年の夏、定年を迎えた父が突然自分の畑に花を植えた。 トマトやらナスに紛れて、赤、オレンジ、黄色の鮮やかな花が咲いた。 だけどある日その花が切られ  無造作にキッチンに置いてあった。 その花に気付いた母が 「なんで切ったの? 勿体ない」とぶつぶつ言いながら リビングに飾ってた。 それは結婚してから花の1つもあげた事がない父が 初めて母に贈った花だった。 来年もこの花が咲けばいいと願う
郵便名柄館賞

前川佑子さん (39歳/佐賀県)

礼儀には厳しいけど、いつも味方で人目を憚らず愛情を注いでくれた優しい父。
また親子になろうね…
そう言って父の最期を看取って二度目の夏。
父によく似た長女が誕生した。
盛り上がった広いおでこ、反った爪、あくびをするときの眉間のしわ。
大好物はバナナ。
まさか現世で立場が逆転して実現してしまうとは!
恩返しを込めて…
父のような愛情溢れる子育てができますように。

礼儀には厳しいけど、いつも味方で 人目を憚らず愛情を注いでくれた優しい父。 また親子になろうね、 そう言って父の最期を看取って二度目の夏。 父によく似た長女が誕生した。 盛り上がった広いおでこ、反った爪、 あくびをするときの眉間のしわ。 大好物はバナナ。 まさか現世で立場が逆転して実現してしまうとは! 恩返しを込めて、 父のような愛情溢れる子育てができますように。

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礼儀には厳しいけど、いつも味方で 人目を憚らず愛情を注いでくれた優しい父。 また親子になろうね、 そう言って父の最期を看取って二度目の夏。 父によく似た長女が誕生した。 盛り上がった広いおでこ、反った爪、 あくびをするときの眉間のしわ。 大好物はバナナ。 まさか現世で立場が逆転して実現してしまうとは! 恩返しを込めて、 父のような愛情溢れる子育てができますように。
郵便名柄館賞

小島聖子さん (47歳/愛知県)

いつか富士山の頂上に登りたい。
癌の見つかった夫と、自閉症の長女、小さな妹たち。
先の見えない毎日を生きるには、目標が必要だった。
富士山に行こう ―― 家族で富士山の5合目から宝永火口を目指し、トレッキングをした。
話せない長女が描いた富士山の絵は翌年の年賀状デザインに選ばれた。
あれから4年。
山歩きは家族の年中行事となり、この絵をきっかけに長女は画家になった。
富士山は生きる希望。
あの時見上げた頂上にいつかみんなで登りたい。

いつか富士山の頂上に登りたい。 癌の見つかった夫と、自閉症の長女、小さな妹たち。 先の見えない毎日を生きるには、目標が必要だった。 富士山に行こう ―― 家族で富士山の5合目から宝永火口を目指し、 トレッキングをした。 話せない長女が描いた富士山の絵は 翌年の年賀状デザインに選ばれた。 あれから4年。山歩きは家族の年中行事となり、 この絵をきっかけに長女は画家になった。 富士山は生きる希望。 あの時見上げた頂上にいつかみんなで登りたい。

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いつか富士山の頂上に登りたい。 癌の見つかった夫と、自閉症の長女、小さな妹たち。 先の見えない毎日を生きるには、目標が必要だった。 富士山に行こう ―― 家族で富士山の5合目から宝永火口を目指し、 トレッキングをした。 話せない長女が描いた富士山の絵は 翌年の年賀状デザインに選ばれた。 あれから4年。山歩きは家族の年中行事となり、 この絵をきっかけに長女は画家になった。 富士山は生きる希望。 あの時見上げた頂上にいつかみんなで登りたい。
郵便名柄館賞

田中ふたばさん (54歳/福岡県)

そのわがままは、単なる甘ったれ。
だから、お風呂を嫌がっても、叱らないで。
ご飯には好物を。
もたもたしてたら、お説教する前に、口に運んであげて。
秋晴れの日には、動物園や植物園へ連れて行こう。
毎日のんびりお昼寝もさせてあげて、寝起きが悪くても、大目に見よう。
当たり前だと思ってるその生活は、ある日突然、あっけなく終わってしまう。
それまでは、お父さんがいつも笑顔でいられるように、優しく、優しくしてあげて。
どうかこの手紙を、一年前の私に、届けて下さい。

そのわがままは、単なる甘ったれ。 だから、お風呂を嫌がっても叱らないで。 ご飯には好物を。 もたもたしてたら、お説教する前に、口に運んであげて。 秋晴れの日には、動物園や植物園へ連れて行こう。 毎日のんびりお昼寝もさせてあげて、 寝起きが悪くても、大目に見よう。 当たり前だと思ってるその生活は、 ある日突然、あっけなく終わってしまう。 それまでは、お父さんがいつも笑顔でいられるように、 優しく、優しくしてあげて。 どうかこの手紙を、 一年前の私に届けて下さい。

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そのわがままは、単なる甘ったれ。 だから、お風呂を嫌がっても叱らないで。 ご飯には好物を。 もたもたしてたら、お説教する前に、口に運んであげて。 秋晴れの日には、動物園や植物園へ連れて行こう。 毎日のんびりお昼寝もさせてあげて、 寝起きが悪くても、大目に見よう。 当たり前だと思ってるその生活は、 ある日突然、あっけなく終わってしまう。 それまでは、お父さんがいつも笑顔でいられるように、 優しく、優しくしてあげて。 どうかこの手紙を、 一年前の私に届けて下さい。
郵便名柄館賞

岩渕みつさん (91歳/茨城県)

孫に嫁さんをお願い
91歳の一人ぼっちの私の家へ26歳の孫が突然来た。
会社を辞めて農業をするという。
農業の厳しさを知り尽した私は猛反対をした。
孫は安心して食べられる野菜を作りたいと翌日からねぎ農家へ見習いに行った。
そのうち辛くて諦めるだろうと思っていたら「ねぎ」という1冊1万6千円の本がズシンと届いた。
本気だ。
毎日、凄いネギのにおい、泥だらけの作業服で帰ってくる。
爺ちゃん、孫に嫁が来るまで逝けないよ。
ゴメンね

孫に嫁さんをお願い  91歳の一人ぼっちの私の家へ26歳の孫が突然来た。 会社を辞めて農業をするという。 農業の厳しさを知り尽くした私は猛反対をした。 孫は安心して食べられる野菜を作りたいと 翌日からねぎ農家へ見習いに行った。 そのうち辛くて諦めるだろうと思っていたら 「ねぎ」という1冊1万6千円の本がズシンと届いた。 本気だ。 毎日、凄いネギのにおい、泥だらけの作業服で帰ってくる。 爺ちゃん、孫に嫁が来るまで逝けないよ。 ゴメンね

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孫に嫁さんをお願い  91歳の一人ぼっちの私の家へ26歳の孫が突然来た。 会社を辞めて農業をするという。 農業の厳しさを知り尽くした私は猛反対をした。 孫は安心して食べられる野菜を作りたいと 翌日からねぎ農家へ見習いに行った。 そのうち辛くて諦めるだろうと思っていたら 「ねぎ」という1冊1万6千円の本がズシンと届いた。 本気だ。 毎日、凄いネギのにおい、泥だらけの作業服で帰ってくる。 爺ちゃん、孫に嫁が来るまで逝けないよ。 ゴメンね
郵便名柄館賞

長谷川 喜さん (104歳/兵庫県)

「アンタ化粧しないんだね」と夫。
そう 私は自分の結婚式以外 百四歳の今日まで化粧はしない女。
今年は夫の死後五十年
平凡な見合結婚とはいえ二十七歳の男、夫はそれなりに甘やかな新婚の日々を思い描いていただろう
それを本ばかり読んで頭デッカチの私はさぞ素っ気ない返事をしたろう 覚えていない。
今私は悔いている
「アンタ ゴメンナサイ さびしかったでしょう」
この気持をあの世の夫に告げて下さい
神様!!

「アンタ化粧しないんだね」と夫。 そう 私は自分の結婚式以外 百四歳の今日まで化粧はしない女。 今年は夫の死後五十年 平凡な見合い結婚とはいえ二十七歳の男、 夫はそれなりに甘やかな新婚の日々を思い描いていただろう それを本ばかり読んで頭デッカチの私は さぞ素っ気ない返事をしたろう 覚えていない。 今私は悔いている 「アンタ ゴメンナサイ さびしかったでしょう」 この気持をあの世の夫に告げて下さい 神様!!

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「アンタ化粧しないんだね」と夫。 そう 私は自分の結婚式以外 百四歳の今日まで化粧はしない女。 今年は夫の死後五十年 平凡な見合い結婚とはいえ二十七歳の男、 夫はそれなりに甘やかな新婚の日々を思い描いていただろう それを本ばかり読んで頭デッカチの私は さぞ素っ気ない返事をしたろう 覚えていない。 今私は悔いている 「アンタ ゴメンナサイ さびしかったでしょう」 この気持をあの世の夫に告げて下さい 神様!!

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