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はがきの名文コンクールについて

はがきを書いている少女

コンクールのスタート以来、毎年2万数千枚、時には4万枚近い応募をいただいてきました。
例えば、25,000枚のはがきをミカン箱に詰めると8箱以上になります。
ネット上のアクセス数とは違う、実体のある量と重さ。
まずは、はがき。はがきがこのコンクールのど真ん中にあります。

コンクールを始めた2015年、世の中のコミュニケーションの多くは
すでにメールやSNSに移りつつありました。
でも、はがきにはそれらの通信手段には及ばない魅力があるはず――私たちはそう考えました。
はがきを文化としてとらえ、この文化を守り、広めていこうと決意したのです。

はがきを書き送ることへの共感の広がり――。
コンクール主催者のこの願いを絵にしてくださったのが、
活躍中のイラストレーター・丹下京子さんです。
シンプルで柔らかな線が描き出す温かさと朗らかさ。
丹下さんの絵がはがきの魅力を伝えてくれます。

郵便について

郵便名柄館のエントランス

奈良県御所市にある郵便名柄館は、桜色の壁が目印の小さな木造建築。1913年に郵便局舎として建てられてから1975年にその役目を終えるまで、郵便と貯金、保険、電信、電話を取り扱う地域のキーステーションでした。

2015年に御所市のプロジェクトによって郵便名柄館として再生。コンクールはそれを記念して始まりました。
応募はがきが届くのは、ここです。

元郵便局舎ですから貴重な郵便資料を多く所蔵し、館内に展示しています。併設するテガミカフェは、ランチもパフェも美味しいと評判です。

テガミカフェのテラスの向こうは、緑の芝が敷かれた「郵便庭園」。美しいデザインの切手、歴史的なイベントを記念する切手などがパネル化されて、立ち並んでいます。その景色を眺めながらコーヒーをどうぞ。

自家製焙煎豆オリジナブレンドの「テガミコーヒー」は、郵便名柄館が描かれたオリジナル切手付き。

テーブルの引き出しの中にあるはがきと色鉛筆、色とりどりのマスキングテープを使って、ふと思い浮かんだあの人にお便りしましょう。切手を貼って玄関先の丸ポストに投函すれば、ちゃんと届きます。

テガミカフェの郵便庭園

一言主神社

正面からの一言主神社

郵便名柄館から葛城山の麓に向かって徒歩15分。『古事記』にも記された一言主大神を祀る一言主神社があります。正式名称は葛城坐一言主神社。全国の一言主大神を祀る神社の総本社です。

地元の人々は「一言さん」と親しみを込めて呼び、一言の願いであれば何でもかなえてくれると信じられています。

郵便名柄館のご近所の、由緒あるこの神社にちなんで、コンクールのテーマを「一言の願い」としました。目に留まったこのテーマに共鳴して応募される方も少なくありません。

信仰はとても個人的なことですから、コンクールが特定の信仰に基づいているわけではありません。ただ、「一言主様へ」と書かれたはがきは選り分けて、一言主神社の宮司、伊藤明さんに祈祷していただいています。もちろん、願い事の成就を祈念して。
また、表彰式の後、受賞者と同伴者の有志でお参りしています。